暑い夏を涼しく!!クラシック名曲5選をご紹介!

8月に入り、日差しも強さを増してきていますが、
みなさまは、いかがお過ごしでしょうか。

夏といえば、行楽のシーズン。海や山、または海外旅行と
めいっぱい楽しみたいところですが、色々な事情で
自宅にこもりがちな方も多いと思います。

そんな方に夏を涼しく感じさせる名曲クラシック5選を
調べてきました。

華やかな曲、涼し気な曲はもちろんのこと、少し趣向を
変えた選曲もあります。
涼しい部屋で熱中症に気をつけながら、ぜひ耳を傾けてみてください。

1. 水の戯れ モーリス・ラヴェル

この「水の戯れ」はフランスの作曲家「モーリス・ラヴェル」が1901年に書かれた
もので、この曲によりラヴェルの個性が確立されたとまでいわれる名曲です。

ピアノ奏者から優雅に紡ぎ出される音は、まさに水の流れをイメージさせ、
山奥から流れる小川、もしくは湖のほとりにいるかのような爽やかさがあります。
夏に涼しさを感じるのに最適な楽曲でしょう。

 

2. 古風なメヌエット モーリス・ラヴェル

2つ目も同じモーリス・ラヴェルから。これは1895年の作品で、最初の出版作品
でもあります。

「水の戯れ」が文字通り、水辺をイメージさせるなら、こちらは風が吹き抜ける
草原をイメージさせます。
目を閉じると、一陣の風がふき、青々とした緑の絨毯が揺れる。そんな光景が
自然と浮かんでくるような楽曲です。

曲の調子も明るく、お休みにリラックスしたい時はもちろん、暑くてやる気が
出ない時に聞いても、活力が出てくるような不思議な魅力があります。

 

3. 王宮の花火の音楽 ゲオルグ・フリードリヒ・ヘンデル

「王宮の花火の音楽」はイギリスの作曲家、「ゲオルグ・フリードリヒ・ヘンデル」
1749年に、戦争終結を祝う祝典のために作った曲です。

夏の大きな楽しみの一つが、花火大会! しかし、実際に見に行くと
なると、混雑で何をするにも身動きが取れなかったり、長い場所取りをしなければ
いけなかったりとなかなかに大変です。

テレビやYou Tubeなど、部屋にいながら花火が見れる今の時代、そこで
この曲を流してみてはどうでしょう。
楽曲の題名どおり、王宮の庭園から花火を見ているような優雅な気持ちになります。
楽曲自体も華やかで、夏の夜の期待感を盛り上げてくれるでしょう。

(ちなみに、肝心の祝典は花火が点火しなかったり、パビリオンが焼け落ちたりと
失敗に終わったそうです。慌てふためく王宮の人々を想像し、耳を傾けるのも
風流かもしれません)

4. 美しく青きドナウ ヨハン・シュトラウス2世

「美しく青きドナウ」は1867年に「ヨハン・シュトラウス2世」の作品です。
有名な曲なので、知っている方も多いのではないでしょうか。

朝の爽やかさは、夏の魅力の一つとも言えるのではないでしょうか。
日が登り始めるのは早いですが、まだ気温が上がらず夜露に濡れた植物の
呼吸を感じられる時間です。

この「美しく青きドナウ」は、そんな朝を表現したかのような楽曲です。

休日に、少しがんばって早起きして、この楽曲を聞くと、なんだかアクティブな
一日が送れるような気がしてきますね。

5. 「四季」より「冬」 アントニオ・ヴィヴァルディ

「夏向け」ということで、今まで楽曲を紹介してきましたが、最後に変化をつけて
この楽曲を紹介したいと思います。
アントニオ・ヴィヴァルディの「四季」から「冬」です。

この曲は、ヴェネツィア出身の「アントニオ・ヴィヴァルディ」が、バイオリン協奏曲集
「和声と創意の試み」の8作品のうち、第1から第4の総称「春」「夏」「秋」「冬」
で、これらは「四季」として広く知られています。

この楽曲も有名なので、名前は一致しなくてもご存知の方は多いかもしれません。

冬という季節の厳しさ、過酷さが表現されており、その荒々しさは猛吹雪、
そして痛いほど冷たい空気を、記憶から呼び覚まします。

夏の暑さの中、この曲を聞くことで心に真冬の風を吹かせてみてはどうでしょう。

まとめ

以上、夏を涼しくさせるクラシック名曲を5選を紹介しました。
作られたのが百年以上前のも多く、それでも今に受け継がれて
いる名曲は、やはり人の心を動かすものがあります。

暑さでダラけがちな季節ですが、あえて普段親しみのない
クラシックを聞いて、意識を新鮮にしてみてはどうでしょう?

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