映画「名探偵コナン」歴代興行収入TOP5とその見所のご紹介!

名探偵コナン、映画最新作緋色の弾丸が公開延期となってしまい、
ガッカリしている皆さん。コロナウィルスの影響で自宅にいる事も
多いと思います。

代わりに過去作を見て、新作への希望を膨らませてみてはどうでしょう。

今回は映画「名探偵コナン」の歴代興行収入をランキングしてみました。
長年の親しんで来た方も、最新作を機会にコナンに触れてみようと
思っていた方も、過去作に触れてみてはどうでしょう。

歴代興行収入ランキングTOP5と見所の紹介!

第5位 「業火の向日葵」(44.8億円)

・2015年4月18日に公開。シリーズの19作目。

キャッチコピーは、
「華麗なる芸術的(アート)ミステリー!!」
「お前に解けるか……この芸術が!!」

あらすじ

NYの奇跡!! 名画が日本へ!?

大富豪が集まるオークション会場で歓声が響く。
鈴木財閥の相談役・鈴木次郎吉が落札したのは、かつて日本で焼失したとされている
ゴッホの名画「ひまわり」。

そのビッグニュースは全世界中に中継され、コナンや蘭たちも見入っている。
毛利小五郎を始めとする絵画を護るスペシャリスト「7人のサムライ」が招集された

その時突如怪盗キッドが出現!
会場をド派手にかく乱し、ニューヨークの空に消えた。

見所

魅力的なキャラクターが多いコナンの中でも、特に人気のキャラ「怪盗キッド」
この映画では、彼の活躍が大きく描かれています。

物語の序盤で彼は飛行機を爆破したり、宝石専門の彼が絵画を狙うなど、

いつもと違う様子を見せられ、観客は不安に駆られると思いますが、その理由
は最後に明らかになります

今回の映画。コナンが主役なのはもちろんですが、同じぐらいキッドにも
注目がされるように
なっています。

怪盗・名探偵という普段は敵対する二人ですが、目的の一致から協力し合います。
お互いが協力する様はみていてなんだか微笑ましくなってしまいます。
長い付き合い(?)の二人ですから敵対していても、信頼関係はあるのかも
しれませんね。

アクションシーンは概ね好評ですが、ミステリー部分にはちょっと評価が
いまひとつです。
「ひまわり」を守る毛利小五郎含めた「七人のサムライ」。物語にどう関わるのか、
と期待させますが活躍の少ない脇役なキャラもいたりと、もう少し人数を絞れば
良かったのでは、という意見が多く見られます。

コナンの中でも、特にキッドが好き!という方にはオススメです。

 

第4位 「純黒の悪夢」(63.3億円)

・2016年4月16日に公開。シリーズの20作目。

キャッチコピーは
「黒に染まれ」
「ダブルフェイスはここまでだ」
「暴かれるダブルフェイス」
「暴かれたダブルフェイス!宿命が導く、頂上決戦(バトルロイヤル)
ミステリー!!」

あらすじ

ある漆黒の夜、日本警察にスパイが侵入。機密データを持ち出そうとするが、
間一髪の
ところで安室透率いる公安が駆け付ける。

スパイは車を奪って逃走。高速道路で安室とのデッドヒートを繰り広げ、
他の車をも
巻き込む大惨事になろうとしたその瞬間、スパイの車はFBI赤井秀一
のライフル弾に
撃ち抜かれ、道路の遙か下へ転落していった―。

翌日、コナンたちは東都水族館へ遊びにきていた。リニューアルしたばかりで
大盛況の
水族館。その目玉となる巨大観覧車の下で、コナンはケガをして
独りたたずむ容姿端麗な
女性を発見する。
見ると、左右の瞳の虹彩色が異なる、通称“オッドアイ”だった。

しかし、女性は自分の名前もわからないほどの記憶喪失状態で、所持していた
携帯電話
は壊れてしまっている。
その記憶が戻るよう手助けをすることを約束したコナンたちは、そのまま一緒に
過ごすことに―。

一部始終を陰で監視していたベルモット。そしてその場を後にしながらサイレンサー
を取り出し、装着していたインカムに言い放った。

「そのつもりよ、ジン。」

見所

劇場版20周年作品として作られた本作。
この作品から、安室透や赤井秀一、水無怜奈が劇場版に本格参戦したことでも有名です

本作は、これまでのシリーズと違う、暗く危険な空気を漂わせています。
それは「名探偵コナン」の根幹となる存在「黒の組織」が登場してくるためです。

冒頭のカーチェイスシーン。
機密情報を盗んだ者を追いかける、安室透。そこに参戦してくる赤井秀一。

このシーンの迫力は凄まじく、安室のドライビングテクニックは、息をするのも
忘れるほど
目が釘付けになりました。

「黒の組織」が深く関わっている本作。ジン、ウォッカの他にも何人か組織に
人間が出てきて、
さらに、その中でスパイ疑惑などもあり、この辺を詳しくない人
には、ちょっと厳しいものが
あるかもしれません。

さすがに20周年記念作品ですので、「コナン中級者以上向け」といった
ところでしょう。

結末はコナンらしくない、ちょっと悲しい結末で終わります。
悲しいけれど、彼女にとって
それまでの生き方で得られなかった、大切なものが
得られたのかな、と思わずにいられません。

 

第3位 「から紅の恋歌」(68.9億円)

・2017年4月15日に公開。シリーズの21作目。

キャッチコピーは
「待っとれ 死んでも守ったる───」
「ふたひらの運命を引き裂く哀しき歌―紅に染まる巡恋(チェインドラブ)
ミステリー」

あらすじ

日売テレビで、爆破事件が発生!その時百人一首界を牽引する「皐月会」が
開催する
会見が行われており、大パニックに!
崩壊していくビルの中、西の名探偵・服部平次とその幼馴染・遠山和葉だけが
取り残されるが、間一髪の所でコナンによって無事救出される。

爆破騒動の中、コナンは平次の婚約者だと言い張る女性と出会う。
その名は、大岡紅葉。
紅葉はなんと競技かるたの高校生チャンピオンだった。
ひょんなことから、和葉は
そんな紅葉に平次を懸けた勝負を百人一首で挑むこと
となり、実力者である平次の
母親・静華を師に、特訓する日々が始まった。
時を同じくして京都・嵐山の日本家屋で、皐月杯の優勝者が殺害される事件が発生。

殺害現場のモニターに映し出されていたのは、紅葉の姿。そして意味深に数多の
かるた札が被害者の周りに散らばっていた。
果たして紅葉と事件との関係は?

大阪と京都、2つの事件が1つに繋がる時、仕掛けられた運命の歯車が加速し始める!

見所


コナンといえば、ミステリー、アクションが魅力ですが、もう一つ忘れてならないのが恋愛要素でしょう。
この「から紅の恋歌」は、恋愛部分に大きく力が注がれている作品です。
といっても、メインとなるのは、コナンと蘭の二人ではなく、西の高校生探偵、
服部平次と
和葉の二人です。

この「から紅」、主題歌を倉木麻衣さんが担当し、予告映像からも秋の京都の
美しさが存分に
表現されていて、その美しさに目を奪われました。
倉木麻衣さんの「渡月橋~君想ふ~」も切ない旋律で映画への期待を
見事に高めていました。

恋愛部分に力が注がれていると書きましたが、ミステリー、アクション部分も決して
劣っているわけではありません。序盤のビル爆破のシーンは、クライマックスを思わせるほどの迫力があります。

ミステリーもコナンファンを、あえてミスリードさせる作りとなっていて、唸らせるようになっています。

物語は「初恋」がテーマとなっていて、平次と和葉の初恋と、もう一つの初恋が
対比で描かれており、それが事件にも深く関わっていきます。

恋愛、というコナンの魅力を十分に表した本作。
これも名作として数えられる作品でしょう。

第二位 「群青の拳」(90億円)

・2019年4月12日公開。シリーズの23作目。

キャッチコピーは
「Never let you go… “もう決して、あなたを離しません──”」。

あらすじ

シンガポールに眠る伝説の秘宝「ブルーサファイア」を狙う“怪盗キッド”の
前に立ちはだかる
“京極真”。
その2人の対決を遮るようにサッカーボールが放たれ…!

劇場版初の海外を舞台に繰り広げられる、コナン・怪盗キッド・京極真の
三つ巴バトルは
さらに加速!!

まったく先が読めない緊迫感と大スペクタルなアクションシーンに
是非ご注目ください!!

見所


コナンの作中最強と言われる京極真と「月下の奇術師」の異名を持つ怪盗キッド。
この二人が
戦うというのだから、期待せざるを得ません!
バトル要素が満載でも、決してバトル作品ではない
コナンで、どのように二人の
戦いが展開するのか、これは大いに注目するシーンです。

それと蘭の友人で京極真の恋人でもある、鈴木園子も話題になりました。
普段はカチューシャ姿の彼女ですが、今回初めてカチューシャを取り、
髪をおろした姿を見せます。

これが非常にかわいいとネットでも話題になりました。

また今作の舞台はシンガポールで初の海外です。
マーライオンやマリーナペイサンズなど、
観光名所も出てきて、
「よくシンガポール政府は許可を出したな」と思わせること必至の展開です。

第一位 「ゼロの執行人」(91.8億円)

・2018年4月13日に公開。シリーズの22作目。

キャッチコピーは
「それが、お前の真実か──」
「真実を暴く者VS正義を貫く者 魂がぶつかり合う極秘任務(シークレットミッション)ミステリー」

あらすじ

標的:東京サミット!?

東京サミット開催の地となる東京湾の新施設「エッジ・オブ・オーシャン」。
サミットが開催される5月1日にはおよそ2万人もの警察官が出動するという超巨大施設で、
大規模爆破事件が発生!
そこには、全国の公安警察を操る警察庁の秘密組織・通称「ゼロ」に所属する
安室透の影
があった。

現場の証拠品に残された指紋から犯人はかつて警視庁に在籍していた毛利小五郎と
断定されてしまう!

小五郎の逮捕を巡って安室と敵対し始めるコナンは過去に安室が容疑者を自殺に
追い込んだ事があるという奇妙な事件の話を聞く。
そして小五郎の起訴が決まろうとしたその時、厳戒態勢の東京都内で、同時多発的に
不可解
なテロが勃発!

真実、正義、そして、愛のため——。
手段を厭わない「極秘任務」が執行される時
無慈悲な復讐の雨が、守るべきものに襲い掛かる!

見所


異なる組織で三つの顔を持つ謎多き男、安室透。今作は、彼にスポットが
当てられた作品です。

といっても、過去作のようにコナンとタッグを組んで、というほど物語は
単純に進みません。

今作は、コナンと公安組織との戦いが主軸に描かれていて、法廷のシーンもあり、
難易度は
けっこう高め。公安部も警視庁、警察庁、検察庁とそれぞれにあり、
公安という名前は知って
いてもそれがどんな組織で、どう存在しているのか
知らない方(筆者含む)には、
この時点でかなり厳しい。

それでも、今作が人気なのは、組織や仲間のために命を掛ける人達のハードさ、
最新の
技術を使った高度な犯行トリック。そしてそれぞれの思惑が複雑に
絡み合うところでしょう。

本作を一度見て、全て理解するというのはかなり難しいかもしれません。
しかし、一度内容を知って、再び見るときはそれぞれの思惑がわかっているので、
新しい発見がいくつも出てきそうです。

興行収入が一位なのも、もしかしたらそんなリピーターが多かったからなの
かもしれません。

腰を据えてじっくりと向き合いたい、そんなコナン作品です。

まとめ

以上が「劇場版 名探偵コナン」の歴代興行収入をランキングしたものです。

驚くべきことは、どれもが近年に発表されたものばかりです。
20年以上続けているのに、
さらに勢いを増しているというのを見ると、
コナンの凄さが本当にわかります。

また内容も、ミステリー、アクション、恋愛と作品ごとにメインとする要素は
違うが
それでもそれらをしっかり盛り込んでいる所に、足元のしっかりした人気作
の強さを感じます。

2021年に公開が延期してしまった緋色の弾丸ですが、それまで過去作を
振り返り
あらためて「名探偵コナン」の魅力に浸るのもいいかもしれません。

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