昨年の2月より、白血病と闘病していた競泳女子の「池江瑠花子選手」が12月上旬に退院したという報道がありました。自身のSNSではウイッグを外した短髪姿を初公開されましたね。
「皆さんのおかげで、病気を乗り越えることができました」とメッセージを投稿されました。
東京オリンピックでの大活躍が期待されていたエース池江選手でしたが、白血病を公表し、スポーツ界をはじめ、SNSなどでも衝撃が走り話題になりました。
そんな池江選手が病気を乗り越え、現役復帰を目指してトレーニングを開始されましたね。自身のインスタグラムでもトレーニング姿を公開されています。
池江選手のファンの方からも、今現在143万を超える「いいね!」や応援のメッセージが届いているみたいです。
同じ病気で闘病中の方や重い病気を患わってる方は多くいらっしゃいます。池江選手のがんばっている姿が闘病中の方たちにとっても「勇気」や「希望」にもなります。また、そうなってくれることを、池江選手も希望されています。
目標を持って前に突き進む池江選手は本当に強い女性だと感じました。無理をしないで一歩一歩がんばってほしいですね。私も心から応援しています。
私の知人にも白血病の人がいます。その人は男性ですが、結婚して家庭をもつのが今の目標だと言っています。
「重い病気をしたからこそ目標ができた」と、「目標ができたから、その目標に向かって生きる活力になる」とその知人はいつも言っています。メンタルの強い人です。
病気を乗り越えて前に向かってがんばってる池江瑠花子選手ですが、どういう方なのでしょう。
- 池江瑠花子のプロフィールは?
- 新コーチは誰なのか
- 復帰時期はいつ頃なのか
- オリンピックは?
池江選手のことを知ってもらい、一緒に応援していけたらと思います。
目次
池江瑠花子選手のプロフィールとこれまでの成績

池江選手は生後2ヶ月から幼児教育で育ったそうです。ここではスーパーベビーだった彼女のプロフィールのご紹介と今までの輝かしい成績を振り返ってみたいと思います。
池江瑠花子
東京都江戸川区出身の競泳選手2000年7月4日生まれの19歳です。専門は自由形とバタフライだそうです。
水中出産で産まれ、3歳の時から水泳を始めたそうです。そして、5歳の時には自由形、背泳ぎ、バタフライ、平泳ぎをすべて50mを泳げるようになったそうです。
究極の負けず嫌いで練習でタイムが悪ければ悔しくて涙を流すこともあったそうです。そんな負けず嫌いな彼女ですが、プールから離れれば若者言葉を操る普通の女の子です。
好きな食べ物はチョコレートだそうです。
所属はルネサンス。マネジメント契約先は株式会社ジエブです。個人種目で11の日本記録を持っています。
リオ五輪では100mバタフライで5位に入賞をはたしました。アジア大会初出場で史上最多の6冠を達成されました。世界ランキング1位になり、東京2020では金メダル候補といわれるようになりました。
その後、去年の2月に白血病と診断され闘病されていましたが、12月17日に退院されました。
白血病とは
骨髄中にある、血球をつくる造血幹細胞がガン化し、正常な血液を作ることができなくなる病気のことです。
白血病の種類には急性白血病と慢性白血病があります。急性白血病はガン化した細胞の種類によって急性骨髄性白血病と急性リンパ性白血病に分類されます。
造血機能が低下することで起こる症状
- 赤血球減少による貧血
- 息切れ
- 動悸
- 倦怠感
- 白血球減少による発熱
- 血小板減少によるアザや貧血
- 歯茎からの出血
白血病細胞が臓器に浸潤することによる症状
- 肝臓や脾臓の腫れ
- 腰痛
- 関節痛
- 頭痛
- 吐き気
- リンパ節の腫れ
2018年アジア競技大会での獲得メダル
金メダル | 銀メダル |
女子50m 自由形 | 女子800m フリーリレー |
女子100m 自由形 | 混合400m メドレーリレー |
女子50m バタフライ | |
女子100m バタフライ | |
女子400m フリーリレー | |
女子400m メドレーリレー |
凄いメダルの数です。一つの大会だけで金メダルだけで6個は凄すぎです。
東京2020も期待されてたのもうなずけます。もし、予定通りに開催されて出場できてたら間違いなく金メダル取ってたと思います。
オリンピック出場を目標に新コーチと復帰を目指す!
池江瑠花子選手が競技への復帰を目指すために、所属するスイミングクラブのもとでトレーニングを進めていくことを明らかにされました。
池江選手が新たに指導を受けるのが、同じスイミングクラブの「西崎勇コーチ」です。
西崎勇コーチ
西崎氏は2000年にルネサンスに入社し、14年にはジュニアパンパシフィック選手権で日本代表コーチを務めています。
そして2016年リオデジャネイロ五輪代表の持田早智選手を指導した実績があります。その後、2017年にはオーストラリア選抜遠征の日本ヘッドコーチに就任されました。
池江選手とは、合宿練習で指導していたときからの知り合いだそうです。
西崎氏をヘッドコーチとして、同じスイミングクラブの複数の選手と一緒に水中トレーニングや筋力トレーニングをしていくことになります。
池江選手は、現在、通院による治療を継続しています。その為、体調を見極めながらトレーニングをしていくそうです。
復帰時期に関しては今のところ未定だそうです。ただ、目標は高く、来年開催予定の東京2020は残念ながら断念されたそうです。でも、2024年のパリ五輪出場を視野に競技復帰を目標にしているそうです。
今はパリ五輪が一番の目標だそうですが、年齢も現在19歳とまだまだ若いです。焦らずに目標に向かって進んでほしいです。
まとめ

東京2020出場が決まり、金メダル獲得の夢を白血病という病気によって断たれてしまいました。しかし、池江選手は大病を乗り越え次の目標に向かって前に進んでいます。
そして、病気をしたからこその気づき等もあったようです。病気の人の気持ちもわかるようになったといいます。
今、池江選手は水泳のトレーニングだけではなく、新型コロナウイルスの影響を受けて献血に協力する人が減っている現状をうけて、「一人でも多くの命を救えるように」と献血を呼びかけるなどの活動も行っています。
池江選手の復活を願うとともに、活動も応援していきたいと思います。
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